インド地下核実験強行

98/05/11


核対峙する隣国
開発技術 水爆レベル/インド(上)(98.5.17)
いつでも実験が可能/パキスタン(下)(98.5.18)

ヒロシマの模索 アジア新核軍拡時代
より強く広く世界へ/被爆地の訴え(上)(98.5.16)
新たなスタートの時/市民の運動(下)(98.5.17)

広島の高校生が「反核手形」でインドへ抗議(98.5.17)
インド核実験 核軍縮専門家に聞く(98.5.16)
インド核実験、西城でも座り込み(98.5.16)
岡山県議会も抗議を議決(98.5.15)
インド核実験へ被爆国の責務(社説)(98.5.15)
なぜ届かぬ被爆地の悲しみ(98.5.15)
平岡市長・藤田知事らインドへ抗議文(98.5.15)
インドの核実験、印パの新聞報道ぶり紹介(98.5.15)
海外の反核団体がIネットで抗議(98.5.14)
インドの地下核実験に抗議行動/広島(98.5.14)
釈迦の国の暴挙許せぬ/カンボジアの大僧正が批判(98.5.14)
広島市長、保有国包囲へ結集呼び掛け(98.5.14)
「国際世論を無視」被爆者団体ら強い憤り(98.5.14)
インド、再び地下 核実験強行(98.5.13)

広島県内の13全市が抗議文(98.5.13)
インドの原爆展主催者、政府に抗議文送る(98.5.13)
息の長い核廃絶運動を/平和研所長ら強調(98.5.13)
憤り覚えるインドの核実験(社説)(98.5.13)
インド核実験に広島市民、怒りあらわ(98.5.13)
広島などで雨つき座り込み(98.5.13)
政府、インドの核実験で制裁表明へ(98.5.13)
インド地下核実験に抗議 被爆者らが座り込み(98.5.12)
インドの地下核実験で怒り渦巻く
インドが地下核実験強行≪解説≫(98.5.11)
憤りとともに厳重に抗議(98.5.11)

 【ニューデリー11日共同=木庭慎吾】インドのバジパイ首相は十 一日、緊急記者会見し、同国が4同日に三種類の地下核実験を行ったと 発表した。

 核保有大国が核実験を停止している中で、インドの二十四年ぶり の核実験強行は国際的な反発を呼ぶことが必至だ。

 実験は同日午後三時四十五分(日本時間同午後七時十五分)、北 西部のラジャスタン州のポカラン砂漠で行われたという。

 インドは一九七四年五月に初の核実験をしたが、一貫して「平和 のための核開発」と主張。核拡散防止条約(NPT)にも現核保有 国に有利な差別的条約だとして加盟していない。

 包括的核実験禁止条約(CTBT)にもパキスタンや朝鮮民主主 義人民共和国(北朝鮮)とともに未署名で、インドの参加を条件に している同条約は発効していない。

 インドは八九年五月に核兵器も搭載可能とみられる国産中距離ミ サイル「アグニ」(射程二千四百キロ)の発射実験に成功。九五年一 月には核弾頭も搭載可能な国産地対地ミサイル「プリトビ」(射程 二百五十キロ)の短距離発射実験に成功。九六年一月には中距離でも 成功した。

 最近の世界の核実験としては九六年七月の中国以来。米国が九七 年七月と九月、今年三月の三回、核爆発を伴わない臨界前核実験を 実施、パキスタンは今年四月に核弾頭搭載可能な新型中距離弾道ミ サイル「ガウリ」(射程千五百キロ)の発射実験に成功した、と発表 した。

 バジパイ首相は今年三月の就任時の政策綱領で核兵器導入の可能 性言及していた。

参考:印パ独立50年「核神話の下で」へ


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