あなたは、核兵器が実際に使われたら、人々に、家族に、都市に、何が起きるのか、本当に知っていますか? 広島、長崎で原子爆弾が使われてから53年がたちました。核兵器の本当の怖さを伝えるのは「歴史上の知識」ではありません。一瞬に起きる大量破壊とおびたたしい死の重みを感じとる「人間の理性」以外にはありません。 1998年5月、インドとパキスタンが行った核実験は、核兵器の威力を国際政治の道具として使う企てであり、既に核兵器を製造、保有していた国々と同じように、人類の危険を拡大しています。 1998年の「広島原爆の日」を迎え、広島から世界中の人々に、核兵器の真の恐怖について、それを食い止める人間の理性の連帯について、立ち止まって考えていただくことを呼びかけます。 1998年8月 |
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