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'13/11/26

韓国人看護師が被爆医療研修



 広島県や広島市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)の招きで来日した韓国人看護師6人が25日、広島市で被爆者医療に関する研修を始めた。

 研修を受けるのはソウル市や釜山市の病院に勤務する34~56歳の女性看護師。初日は、中区の原爆ドームや韓国人原爆犠牲者慰霊碑を見学するなどした。29日まで滞在し、広島赤十字・原爆病院(中区)で担当医師から被爆者医療の現状を聞いたり、原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」(安佐北区)を視察したりする。

 釜山報勲病院の被爆者健康診断チームに所属する李蘭珠(イナンジュ)さん(52)は「韓国でも被爆者の高齢化が進み、病院が送迎しないと健診を受けられない人が増えている。心のケアの取り組みについても学びたい」と話していた。

【写真説明】原爆ドームの前でHICAREの担当者(左端)の説明を聞く韓国人看護師




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