'13/11/26
悪質商法防げHPで手口紹介
広島県は、高齢者を狙った悪質商法や詐欺グループの手口をメールマガジンとホームページ(HP)で案内する「見守りねっと」の運用を始めた。日ごろ、お年寄りに接する機会が多い介護ヘルパーたちに最新の情報を提供し、被害を未然に防ぐ狙い。
メルマガは10月から、原則として週1回配信。県内で増えている悪質商法や詐欺事件の手口や被害を伝え、被害を防ぐためのポイントを紹介する。県は介護ヘルパーのほか、民生委員や自治会の役員たちに登録を呼び掛けている。
HPも設け、メルマガに連動して悪質商法などの詳しい手口や具体的な被害状況を示す。現在は、申し込んでいない栄養補助食品を現金書留同封で勝手に宅配する「送りつけ商法」を解説。電話での支払い督促に応じず、各市町の消費生活相談の窓口や警察に相談するよう助言する。
県消費生活課は「一人暮らしのお年寄りは相談相手が少ない場合が多く、本人が注意するだけでは限界がある。地域全体で被害を防ぐ態勢をつくりたい」としている。
県のHPから登録できる。県消費生活課=電話082(513)2730。
【写真説明】広島県が開設した見守りねっとのホームページ