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'13/11/26

大社遷宮後も途切れぬ観光客




 出雲大社(出雲市)の60年ぶりの大遷宮で全面的な改修を終えた5月を過ぎても、島根県東部の観光地が宿泊施設の予約が取れないほどにぎわいを見せている。全国の神々が出雲に集まる神在月(かみありづき)の旧暦10月(11月3日~12月2日)を迎え、観光客の注目はますます高まっている。

 出雲大社の門前町・神門通り(約520メートル)。11月下旬の平日にもかかわらず、車と人の流れが途切れることはない。

 効果は県東部全域に及ぶ。県観光動態調査では、縁結びの神を祭る八重垣神社(松江市)の9月の観光客数は約4万1千人と前年同期比93%増、足立美術館(安来市)も約7万1千人と91%増えた。10、11月も好調で、同美術館は「出雲大社行きのバスツアーに組み込まれた効果が大きい」と喜ぶ。

 玉造温泉(松江市)は「11月は平日もほぼ予約でいっぱい」と、宿泊施設15軒でつくる同温泉旅館協同組合。出雲、松江市では、週末はビジネスホテルでも満室状態が続く。

 交通機関では、出雲空港(出雲市)の東京、大阪便の10月の利用者は計約8万2千人で前年同期比25%増。東京―出雲市間を結ぶJRの寝台特急サンライズ出雲の1日当たりの平均乗車人数(4~9月)も207人と同34%増えた。

 一方、出雲大社周辺では交通渋滞が課題となっている。出雲市によると、周辺の駐車場は約2千台分。連休などでは、最寄りの山陰道出雲インターチェンジから1万台を超える車が入り込み、5、6キロの渋滞が発生することもあるという。

【写真説明】平日でも観光客で賑わう出雲大社正面の交差点(20日)




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