'13/11/26
広甘藍で「疲れ取る」スープ
呉市広地区の特産キャベツ「広甘藍(かんらん)」を使ったオリジナルポタージュスープを、呉商高(広古新開)の生徒たちが考案し、12月7、8の両日開く「呉商フェスタ」で販売する。
タマネギ、ジャガイモとともに炒めてつぶす。牛乳とコンソメを加えて煮込み、ミキサーにかける。広甘藍の甘さを生かすことにこだわり、「ひろのまちこ~疲れたあなたを癒すポタージュ~」と名付けた。
同校は学習の一環として、全校生徒による模擬「株式会社呉商」を設け、商品開発や仕入れ、販売に取り組んでいる。ポタージュは役員を務める生徒たちが昨年、レシピを考えた。
昨年のフェスタで試食した来場者に意見を募り、家庭科部を中心に改良を重ねた。広島県教委が取り組む高校生の「起業家精神」育成事業のビジネスプランに選ばれて商品化した。
かんきつを素材にした商品を開発、販売する「とびしま柑橘(かんきつ)工房」(同市川尻町西)に指導を受け、家庭科部や同町から通う生徒たち27人が調理した。180グラムのパウチ2袋セット500円で売る。
家庭科部の部長で2年梅村有由さん(17)は「キャベツの味を生かすため芯も捨てず、甘さとこくを出した」と納得の味をPRしている。
【写真説明】ポタージュスープを仕上げる生徒たち