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'13/11/26

資材急騰で建て替え費11%増


 府中市は、府中市民病院(鵜飼町)の建て替え事業について、37億円としていた予算計画を41億3千万円に変更する方針を固めた。4億3千万円(11・6%)の増。建設資材や人件費の急騰が原因という。9月の市議会定例会で工事費を盛り込んだ補正予算が可決されたが、想定以上の価格上昇を受け、3カ月で修正を迫られた。

 新病院は鉄筋4階建て約1万平方メートルで、現在と同じ150床。年度内の着工を目指す。市は6月、基本設計を基に建て替え費用を37億円と見積もり、債務負担行為を設定した補正予算が9月の市議会定例会で可決された。

 しかし、復興事業や消費税増税前の住宅建設により、建設資材価格が急上昇。鉄筋が3カ月で3割上がったほか、職人不足により人件費も上昇したのを受け、実施設計が終わった9月末に予算不足が判明したという。

 市は「機能は必要最低限だったため削れず、事業費の増額が必要となった」と説明している。不落を避ける必要も考慮し、完成目標を2015年度末から1年延ばした。

 市は12月2日開会の市議会定例会で提案する一般会計補正予算案に、債務負担行為の増額を盛り込む。




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