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'13/11/30

圧倒的な技巧披露 広響定演



 広島交響楽団が2日間にわたって届ける第334回定期演奏会は29日、広島市中区の広島文化学園HBGホールで初日の公演があった。創立50周年記念を掲げた3回シリーズの締めくくり。世界的チェリストのミッシャ・マイスキーと華々しく協演し、聴衆約1500人の喝采を浴びた。

 マイスキーは、ドボルザークの傑作、チェロ協奏曲で圧倒的な技巧をみせた。体を弾ませながら熱く、力強い独奏を披露。オーケストラもダイナミックに彩り、感動を呼んだ。

 指揮は、マイスキーと同じラトビア出身のアンドリス・ポーガ。1曲目に演奏したバルトークの管弦楽のための協奏曲では、広響の生き生きとしたサウンドが響き渡った。

 客席には、広島県の湯崎英彦知事と広島市の松井一実市長、広島商工会議所の深山英樹会頭も来場。地元企業の関係者たち約400人の「応援団」と聞き入った。

 30日午後4時から、同じ演目と会場で2回目の公演がある。中国新聞社など主催。

【写真説明】広響の演奏を背に情熱的なソロを響かせるミッシャ・マイスキー(手前左)。指揮はアンドリス・ポーガ




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