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'13/11/29

広島大病院が渡航者外来


 広島大病院(広島市南区)は、海外での感染症に備える予防接種などをする「渡航者外来」を始めた。国内では扱う病院が限られるA型肝炎や狂犬病などの輸入ワクチンも処方する。中国地方の大学病院では初めて。

 外科・感染症科外来に併設し、火、木曜日に予約制で診察する。渡航先に応じて、国産品がない髄膜炎菌や腸チフスのワクチン、マラリアの予防内服薬などを処方する。必要に応じて英文診断書も出す。帰国後の体調不良も診療する。

 主な対象は、東南アジアや中南米、アフリカへの渡航者。これらのワクチン接種ができる医院は限られ、種類によっては大阪府や愛媛県などの大学病院に出向く必要があった。企業の海外進出が進む一方、接種せずに渡航した従業員が発症する例も多いため、開設に踏み切った。

 費用は、渡航前は保険外診療で相談料2835円、各種ワクチンが1万2千円前後。同外来=電話082(257)5468。




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