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'13/11/29

国際サイクリングPRへ始動



 瀬戸内しまなみ海道の本線や島内の一般道をコースに来年10月26日に開く国際サイクリング大会の実行委員会の設立総会が28日、愛媛県今治市であった。広島、愛媛両県が来年共催する博覧会「瀬戸内しまのわ2014」のメーンイベントとして、1万人規模の参加を見込む国内最大級のサイクリング大会の準備が本格化する。

 実行委は両県知事を会長に、沿線の市町の首長や観光、交通関係者たち官民25人の委員で構成。総会では、愛媛県の中村時広知事が「しまなみ海道を世界の自転車愛好家の聖地にする大目標に向かって突き進みたい」、広島県の中下善昭副知事が「瀬戸内海の魅力を国内外にPRしたい」とあいさつした。

 協議では、今治インターチェンジ周辺をスタート地点に39~109キロの計7コースを設定▽タイムや順位を競うレース形式ではなくサイクリングを楽しむ大会とする▽20~30キロごとに交流拠点や休憩場所を設ける―などの基本方針を承認した。

 ことし10月に愛媛県側で開催し、2560人が出走したプレ大会「サイクリングしまなみ2013」の検証結果も踏まえ、具体的な運営方法を詰める。本年度内に実施計画をまとめ、参加者は来年度に入って募集する見通しだ。

【写真説明】実行委員会の設立総会であいさつする広島県の中下副知事。隣は愛媛県の中村知事




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