福山市の認可保育所で、０歳児からの受け入れが広がっている。２０１４年４月には民間３施設が新たに「０歳以上」に対象を拡大する。これにより１１７施設のうち７２施設が生後７週から、２施設が３カ月からの受け入れとなり、０歳児保育の施設は、現在の市域になった０６年度と比べ１０施設増える。

　新たに０歳児保育をするのは、本年度に民間移管した港町（港町）竹尋（神辺町）の両保育所と、ももやま保育園（引野町北）。いずれも７週から受け入れるという。

　１４年度中に市立駅家北保育所（駅家町）を統合し、整備する市立近田保育所（同）も対象を０歳以上とする方針。市は公立保育所の民間移管に合わせて改築を進め、低年齢児保育を拡大している。

　市児童部庶務課は「低年齢児の保育ニーズは今後も高まる。待機児童ゼロを維持し、さらに第１希望に入れるよう努めたい」とする。

　一方、保育士の確保が難しいという現状もあり、仮に全員が３歳未満児の保育を望むと受け入れ能力の限界を超える。同課は「自宅の保育力を高める支援もする」意向だ。

　１４年度入所分の申込書は、１２月１１日から各保育所や同課で配布し、来年１月１６日から受け付ける。同課＝電話０８４（９２８）１０４７。