'13/11/29
瀬戸内海の魅力・発信策討論
瀬戸内海の魅力とその発信を語り合う「美しいみなとまちづくりシンポジウム」が28日、広島市中区であった。国立公園であり生活の海である瀬戸内海について、講演や討論でその大切さや生かすべき方向を確認した。
「山紫水明は瀬戸内海で生まれた」がテーマ。江戸期の儒学者頼山陽を研究する作家池田明子さんが講演し、「山紫水明は瀬戸の美を紹介する山陽の言葉からできた。今も続く美しさを伝えたい」とした。
パネル討論では、池田さんに加え、瀬戸内海汽船の仁田一也会長や竹原頼山陽顕彰会の竹鶴寿夫会長、広島県観光連盟の石本秀紀専務理事が意見交換。瀬戸内海の多様性を再認識する必要性で一致。「大災害の際、海路を使う救助基地として位置づけるべきだ」などと提言した。
【写真説明】瀬戸内海の魅力とその発信策を考えた「美しいみなとまちづくりシンポジウム」