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'13/11/29

みやじま杜の宿、一時休館



 廿日市市宮島町の市直営施設、国民宿舎「みやじま杜(もり)の宿」は12月2日から、老朽化した設備の改修のため休館する。来年4月に指定管理者制度に運営を切り替え、同月下旬のゴールデンウイーク(GW)前までに工事を終えて再開する見通し。改修費は約1億9千万円。

 改修工事は、外壁約1400平方メートルを塗り替え、屋上防水や館内の空調・給湯設備を更新する。レストランや浴室は1日までは利用できる。

 杜の宿は鉄筋4階建て延べ約4300平方メートル。客室30室やレストラン、浴室があり、昨年度は約2万2千人が宿泊した。旧宮島町が1962年に「宮島ロッジ」の名で開館し、2005年の合併で市が引き継いだ。空調や給湯設備は町時代に建て替えた93年から継続して使っていた。

 一方、市は来春からの指定管理者に、市内の保養施設アルカディア・ビレッジを運営する共立メンテナンス(東京)を選定した。12月3日開会の市議会定例会での承認後、市は同社と協議して基本協定を結ぶ。同社は新たな利用プランや料理メニューの具体的な検討に入る。

 市観光課は「施設をより快適にし、引き続き利用者の増加を図りたい」としている。




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