'13/12/1
県伝統工芸 見て触れて
国の伝統的工芸品に指定されている広島仏壇、熊野筆、宮島細工を集めた「広島県伝統的工芸品フェスタ」が30日、広島市中区の紙屋町地下街シャレオ中央広場で始まった。1日まで。無料。
それぞれの生産組合でつくる実行委員会の主催で、各組合が製品を展示。仏壇技術の漆が塗られたケースに、宮島彫の中ぶたと熊野筆が入った書道用筆箱の試作品も出品された。実演コーナーでは、伝統工芸士が彫刻や金具打ち、毛筆作りを披露していた。
有料の体験コーナーもあり、東区の言語聴覚士河村あゆみさん(41)は「手づくり品は味わいがあって好き」と宮島彫に挑んでいた。実行委員長で広島宗教用具商工協同組合の三村邦雄理事長は「異業種の技術者同士いい刺激を受けた」と話していた。
【写真説明】筆作りの体験コーナー(手前)などが人気を集めたフェスタ会場