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'13/12/1

「水が育む潤い」広島・京都<動画あり>



 広島・京都文化フォーラム2013「流れる歴史 水の恵み」(京都新聞社、中国新聞社主催、JR西日本特別協賛)が30日、広島市中区の中国新聞ホールであった。広島と京都ゆかりの3人が、古里の水が育む食や生活の潤い、それを伝える意義を語り合った。

 パネリストは、生麩(なまふ)老舗「麸嘉(ふうか)」(京都市上京区)主人の小堀周一郎さん、西条・山と水の環境機構理事長で賀茂泉酒造(東広島市)蔵主の前垣寿男さん、NPO法人雁木(がんぎ)組(広島市中区)理事長の氏原睦子さん。下山克彦・中国新聞社文化部長が進行役を務め、約500人が聞き入った。

 江戸後期から続く7代目の小堀さん。豊かな伏流水が、6割以上は水分という生麩の味を磨いてきた。「京都が栄えたのは良質で豊富な水源のおかげ。水を守るのは文化を守ることだ」と述べた。

 前垣さんは、酒どころの水源の里山を整備する活動を紹介。清酒の売り上げを基金に、住民や大学生、子どもたちも巻き込む。「古里の山や川、おいしい水を次の世代に残したい」と力を込めた。

 動画はこちら

【写真説明】古里の水の恵みを受け継ぐ大切さを語り合うパネリストたち=広島市中区の中国新聞ホール(撮影・天畠智則)




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