ニュースランキング

'13/11/27

被災地支援 恩返しの海鮮汁



 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の農家の人たち4人が26日、広島市安佐南区のJA広島市本店を訪れ、郷土料理「海鮮はっと汁」を振る舞った。復興支援の恩返しにと、宮城県物産振興協会が企画した。

 海鮮はっと汁は、小麦粉に塩と水を加えて練った「はっと」や、宮城県産のホタテ、ワカメなどを使った料理。農家の人や協会職員が同本店の駐車場で大鍋に入れた約200食分を無料で提供した。JA職員や訪れた家族連れが「おいしい」と味わっていた。

 昨年10月、JA広島市の女性組合員たちでつくるレディースクラブが被災地支援のため南三陸町を訪れ、交流がスタート。手作りのお手玉、カイロ、児童向けの雑誌などを贈ってきた。「これまでの支援には感謝の言葉しかない」と南三陸町の農業松野三枝子さん(60)。同クラブの後藤奏苗(かなえ)会長(64)=安佐南区=は「今後も支援を続けたい」と話していた。

【写真説明】家族連れたちに、海鮮はっと汁を振る舞う松野さん(左端)




MenuTopBackNextLast