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'13/11/26

7小3中を統合で3小2中に



 広島県安芸太田町教委は、子どもの減少を踏まえ、今の7小学校・3中学校を2015年度以降、3小学校・2中学校へ向けて順次、統合再編する基本方針を固めた。校舎の耐震強度などを基に再編後の配置を設定。12月2日から保護者や地域住民への説明会を各地で開く。

 小学校は、加計など3校で安芸太田東小、筒賀など3校で安芸太田西小とする。戸河内は単独で安芸太田北小とする。中学は、筒賀と戸河内を統合し安芸太田西中、加計はそのまま安芸太田東中に変更する。再編後の校名はいずれも仮称。

 校舎は、耐震強度や小中連携を考慮し、東小は加計小跡に新築、西小は筒賀小を使う。統合しない北小も戸河内中跡に校舎を新築する。東中は加計中、西中は筒賀中の校舎をそれぞれ使う計画だ。

 町教委は学区単位で12月2日から来年2月にかけて説明会を開く。来春までにPTAや地域の合意を得たい考え。14年度をめどに各地で統合準備委員会を設け、早ければ15年度から統合を進める。

 町教委は複式学級の解消などのため、06年に3小学校・2中学校とする適正配置第1次計画を策定したが、地元との協議は難航していた。一方、ことし8月時点で児童数は04年の合併時と比べ約4割減の228人、生徒数は同約2割減の166人まで減った。小中学校校舎の耐震化率は県内市町で最低の37・5%で、耐震強化も緊急の課題となっている。

 町教委は「方針を十分説明し、保護者や地域住民の理解を得たい」としている。




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