'13/11/30
特産ゴボウで被災地支援だ
特産のゴボウを活用した東日本大震災の被災地支援に、井原市のまちづくりグループ「縁(えにし)プロジェクト」が乗り出す。メンバーの一人が栽培するゴボウを届ける。さらに12月1日には、同市芳井町であるごんぼう村フェスティバル会場で来場者から寄付を募る。
支援はメンバーがことし5月、福島県南相馬市で炊き出し活動をしたのがきっかけ。放射能による食材への影響を心配する声を聞き企画した。別のメンバーが育てたゴボウ約150本を12月中旬に収穫し、仮設住宅で暮らす78世帯に贈る。
フェスティバルでは、芸術イベント企画のNPO法人メリープロジェクト(東京)が被災者の笑顔を撮影、プリントした傘60本をステージやゴボウ畑で広げる。寄付金は市社会福祉協議会を通じて被災地に届ける。
縁プロジェクトは2011年5月に結成。現在のメンバーは住民約50人で、芳井町を中心に夏まつりの企画、運営などに取り組む。多賀章治代表(49)は「特産のゴボウを通し、少しでも震災復興を後押ししたい」と話す。