'13/11/28
山口知事に職務代理者
10月末から過労を理由に入院している山口県の山本繁太郎知事は27日、県議会定例会で代表質問がある12月2日から閉会する同13日までの12日間、藤部秀則副知事を職務代理者に充てると決めた。約37年ぶりのトップ不在という異例の定例会が27日、幕を開けた。
山口県で県議会定例会を知事が長期欠席するのは、橋本正之元知事が病気で療養した1975年12月と76年2月、6月以来。6月定例会では職務代理者を置いたが、会期中に橋本元知事が辞任した。
山本知事は27日朝、電話で藤部副知事に指示。「議会の重要性に鑑み、代理権限を明確にするため職務代理者を置く」とした。
この日の本会議では柳居俊学議長が「山本知事から入院療養のため定例会を欠席すると届け出があった」と報告。藤部副知事が山本知事に代わって本年度一般会計補正予算案など18議案の提案理由を説明した。
終了後、藤部副知事は「職責をしっかり果たす」とする一方、入院が長期化する影響については「知事と意思疎通ができており、県政が滞らないよう努める」と述べた。
【写真説明】入院中の山本知事に代わって提案理由を説明する藤部副知事(手前)。奧は柳居議長