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'13/11/28

隠岐観光、県民わずか2割


 世界ジオパーク(大地の公園)に認定された隠岐諸島を訪れた観光客のうち、島根県民の割合はわずか2割との調査結果を27日、県が明らかにした。「隠岐は遠いとのイメージが県民には根強い」と観光振興課。一方で「貴重な生態系や、魅力的な食材を売り込める伸びしろも大きい」とみて、県民や県内の旅行業者への観光PRを強める。

 2010~12年の4~12月に計12回、国賀海岸(西ノ島町)と物産店「お魚センターりょうば」(隠岐の島町)で調査した。観光目的で訪れた301人のうち県民は69人で22・9%。県外からが232人と77・1%を占め、関西地方や広島、鳥取県が目立ったという。

 来春までの対策として県は、隠岐諸島を紹介する情報番組の制作を地元民放、ラジオ局に委託。企業など団体向けに、特典付きの新たな旅行企画も打ち出す。関連の事業費は計約1千万円を見込む。




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