'13/11/27
江戸期の砂防ダムに紹介看板
福山市芦田町福田の江戸期の砂防ダム「別所砂留(べっしょすなどめ)」入り口に、地元の福山あしな商工会青年部が砂留の歴史を紹介する看板を設置した。
高さ1・75メートル、幅1・6メートル。土石流の被害から農業を守るために谷間の石を集めて大小27カ所が造られ、1722年にはすでにあった可能性が高いと記した。事業費は約10万円。
砂留周辺は2009年以降、住民たちが雑木を刈り、遊歩道を整備してきた。文を書いた郷土史研究家山名洋通さん(79)=新市町=は「原形が残り規模も大きく、歴史的価値は高い」と評価する。
森田剛史部長(39)は「砂留は先人が残した地域の宝。多くの人に訪れてもらいたい」と話している。
【写真説明】看板の出来栄えを確かめる青年部の会員