'13/11/27
島の7小中を陸地部と統合
笠岡市教育審議会は25日、市内の幼稚園、小中学校の統廃合を含めた適正規模の指針を市教委に答申した。子どもの数が減っている島しょ部の4小学校、3中学校をそれぞれ陸地部の小中学校と統合するのが望ましいと提言した。
答申では、小学校は1学年1学級以上、1学級の児童数は20人以上が適正と指摘。複式学級のある島しょ部の白石、北木、真鍋、六島(むしま)の4小は、陸地部の神島外小へ統合し、スクールボートの通学経費の市負担などを検討すべきだとした。陸地部で複式学級の大島東小も近隣小への統合を求めた。
中学校では、クラス替えが可能な1学年2学級以上とし、島しょ部にある1学級の白石と北木、真鍋の3中は小学校と同様に陸地部の神島外中への統合が望ましいとした。
島しょ部の休園、休校中の幼稚園、小学校については、飛島(ひしま)、北木、豊浦幼稚園は廃園、飛島小は廃校。白石幼稚園は今後の入園者が見込まれるために休園の継続を求めた。
答申を受け、市教委は本年度中に適正化計画を策定する方針。審議会会長の千葉喬三就実学園理事長は「集団生活を学ぶ大切な時期を考えれば、小中学校は一定の規模が望ましい」と話した。
【写真説明】千葉会長(左)から答申書を受け取る浅野文生教育長