'13/11/28
ココが変!広島の道路標識
海外から多くの人が日本を訪れる2020年の東京五輪に向け、広島市の道路標識の英語表記を外国人に分かりやすいものに改善していこうと、国土交通省広島国道事務所(広島市南区)と市は27日、中区の国道と市道の道路標識の表記を点検した。読み方をそのままローマ字表記して意味が通じにくいなどの改善点が10カ所で見つかった。
広島大大学院の留学生5人が広島城から白神社付近までの3・5キロを国道事務所や市の職員と一緒に歩いて点検した。
「Rijo―dori」と記された国道54号の鯉城通りの標識には、留学生は「通りを意味する『Ave.』を後ろに加えないと理解しにくい」と指摘。市道の城南通りでは、広島中央警察署を示す「chuo」のつづりに「意味が分からない」との声が出た。
コロンビアの留学生デイビッド・ペレズ・バルボサさん(27)は「ローマ字表記と英語表記が混在している。分けて使った方がいい」と注文した。
【写真説明】ローマ字と英語表記が混在する道路標識を点検する留学生たち