'13/11/28
「おもてなし」留学生が研修
留学生に山口市の観光業のもてなしの心を学んでもらう研修が27日、同市湯田温泉の宿泊施設で始まった。市の「インバウンド観光大使事業」の一環で、初の試み。12月4日までにタイ、韓国、中国から山口大と山口県立大に留学している14人が参加する。
初日は4施設が8人を受け入れた。ホテル松政では、タイから山口大に留学中のプロムマチャリート・タッチャリンさん(23)ら2人が法被を着て大浴場の受け付けに挑戦。入浴客にタオルを手渡したりスリッパを並べたりして日本流のこまやかなサービスを学んだ。旅行業志望のプロムマチャリートさんは「世界でもトップクラスの日本のサービスは勉強になる」と話していた。
同事業は2010年に始まり、留学生が観光名所を訪れた感想や提言などを市に提出。帰国後は大使として観光地をPRしている。
【写真説明】大浴場の入浴客に笑顔でタオルを渡すプロムマチャリートさん(右端)ら