'13/11/28
周南市が水素利活用構想
周南市は27日、市内のコンビナートで発生する水素を新産業創出などにつなげる水素利活用構想案を示した。燃料電池自動車に液化水素を供給する水素ステーション(ST)の誘致などを進める。
同市毛利町の山口県周南総合庁舎で開いた市水素利活用協議会で説明した。水素エネルギーの先進市を目指し、水素を動力源にする燃料電池自動車、バス、タクシーなどの普及を数値目標を定めて進める。水素STは同市鼓海の市有地を候補地に誘致を進め、燃料電池自動車の販売が始まる2015年のオープンを目指す。
家庭や公共施設などに設置する燃料電池の普及も図り、モデル地区を設けて水素エネルギーの活用を進める。コンビナート企業が水素を共同管理、供給する仕組みや中心市街地、市庁舎などへ水素を送るパイプラインの設置などを研究していく。
市は来年2月に構想をまとめ、来年度は各施策を具体的に検討して水素利活用基本計画を策定する方針。