2000.1.26 |
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人員減の一方 最新装備導入
中国地方を管轄する第一三旅団が駐屯する。第一三師団が昨年三月、三十七年の歴史を閉じ、全国のトップを切って「旅団」に衣替えした。 冷戦終結を受け、防衛力をスリム化した九五年の防衛大綱に基づくもので、定員が七千百人から一気に四千百人に減った。代わりに兵員輸送のための悪路に強い「高機動車」や、多用途ヘリコプターなど最新式の装備が導入された。 米軍との接点は多くなかったが、今月二十日から有事を想定して始まった陸自と米陸軍との合同の図上演習に初めて参加している。 一方、昨年四月から導入した即応予備自衛官(旅団定数五百五十人)は、地元からの充足率がまだ低く、エリア外の四国、近畿、北陸から集めている状態で今後の大きな課題だ。
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