▽川崎厚労相都合つかず
広島市に四日入った連絡によると、六日に予定していた被爆者対策の充実を求める広島県と市による国要望は、川崎二郎厚生労働相の都合がつかず、取りやめになった。
平和記念式典の終了後、藤田雄山知事や、秋葉忠利市長らが川崎厚労相と会談。海外での被爆者健康手帳の取得申請を認めるよう求めるほか、原爆小頭症患者の支援などを要請することになっていた。
要望は毎年実施し、昨年は在外被爆者の各種手当などの申請が可能になるよう当時の尾辻秀久厚労相に要望、その後、認められている。
川崎厚労相は平和記念式典や、被爆者代表からの要望を聞く会には予定通り参列、出席する。(林仁志)
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