広島市の外郭団体、広島平和文化センター(中区)が核兵器廃絶や平和の尊さを訴えるCM映像を六日からホームページ(HP)で公開する。首都圏のクリエーター集団の協力を得て今春初めて制作。インターネットを介して国内外にヒロシマを発信する。
広島に原爆が投下された午前八時十五分で針が止まった腕時計(故川越明人さん寄贈、原爆資料館所蔵)をモチーフにした四十五秒間のアニメーション作品。手をつないで散歩していた親子が閃光(せんこう)に包まれ、時計だけがその場に焼け残った―という設定だ。三〜四月にCSで先行放映。「原爆の日」に向けてネットでの公開を準備していた。
公開初日の六日は基町クレド(中区)の大型ビジョンなど市内六カ所で紹介する。東京都渋谷区の街頭ビジョンでも終戦記念日の十五日まで流し、一帯を行き交う若者らに平和の尊さをかみしめてもらう。
HPアドレスは、http://www.pcf.city.hiroshima.jp/hpcf/index.cgi(門脇正樹)
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