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桜隊 「さくらホテル」出演者が慰霊 広島 '06/7/19

 広島に滞在中、原爆に遭い亡くなった移動演劇「桜隊」を題材とした芝居「紙屋町さくらホテル」(井上ひさし作)の出演俳優九人が十八日、公演中の広島市で「さくら隊原爆殉難碑」(中区)を慰霊に訪れ、献花した。

 「紙屋町さくらホテル」は、原爆投下前の広島を舞台に、実在した桜隊の丸山定夫と園井恵子が宿泊客らと芝居作りをするストーリーで、戦争責任を問う内容。

 桜隊は一九四五年一月に結成され、同年八月六日、爆心地から約七百五十メートルの宿舎で被爆した。今夏、七人の名前と遺影が国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市)に追加登録され、犠牲になった九人全員が同館にそろった。丸山定夫を演じる木場勝己さんは「碑を前にすると、原爆で苦しんだ丸山を想像してしまいショックを受けた」と話した。

【写真説明】「さくら隊原爆殉難碑」を訪れ犠牲者を慰霊する「紙屋町さくらホテル」の出演俳優ら


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