核兵器のない地球へ
中国新聞社は、被爆地に本社がある新聞社として、若い人たちに被爆の体験を正しく伝え、 その教訓を次の時代に引き継いでもらおうと、被爆50周年記念事業の1つとしてこの「手紙」 をまとめました。広島を訪れた若い人が、この街で1945年8月6日に何が起きたのかを知り、 21世紀を生きる時に少しでも役立ててほしいという願いをこめました。中国新聞社は、半世紀にわたり被爆地・広島が体験したことを記録し、その痛切な願いを 世界へ向け発信してきました。核開発が続いた戦後世界の動きも、その体験に根ざして見つ め、人類の生存と地球環境にかかわる問題として警告する報道をしてきました。 この「手紙」は、中国新聞が原爆・平和報道50年の蓄積をもとにして作製した冊子「核兵器 のない地球へ」を基に作りました。今、学校教育の中で新聞を活用する運動(NIE)も進 められています。この「手紙」が平和教育などを通じて、ヒロシマと若い人たちとの対話の出発点 になればと考えています。
|
1.若いあなたへ | 8.世界へ移り住んだ被爆者 | |
2.地球号の航海士はあなた | 9.核兵器の恐怖を体験した人々 | |
3.私たちの国の長く苦い思い出 | 10.人類の未来に残された核兵器 | |
4.アラモゴードで生まれた原子爆弾 | 11.世界のヒバクシャたち | |
5.きのこ雲の下でおきたこと | 12.戦争と原爆のもたらした決意 | |
6.もう一つの「見えない爆撃」 | 13.よみがえった街で考えること | |
7.死者はコンピューターの中に | 14.核兵器のない地球への航海図 |