核兵器廃絶を訴え、四カ月前に青森県を出発した原水禁国民会議の「非核・平和行進」が三日、広島市中区の平和記念公園に到着した。市内を同日歩いた連合広島と合流し、約四百人が原爆慰霊碑に祈りをささげた。
慰霊碑前であった集結式で広島県原水禁の片山春子代表委員が「核兵器廃絶に向けて、これからも頑張りましょう」とあいさつ。連合広島の宮地稔会長も「軍備増強に国の威信をかける世界的な動きは許せない。恒久平和を目指そう」と訴え、二人で慰霊碑に献花した。
原水禁の行進は四月九日に青森市をスタート。太平洋と日本海の二コースに分かれ、「子どもたちに核のない未来を」と書かれた横断幕をゴールの広島市までつないだ。(金刺大五)
【写真説明】平和記念公園に到着した原水禁系の非核・平和行進
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