原爆犠牲者を悼む「慰霊の夕べコンサート」が2日夜、広島市中区の国際会議場であり、米国の日系二世のアン・アキコ・マイヤーズのバイオリン演奏などに1300人が耳を傾けた。
マイヤーズとピアノ奏者の江口玲をはじめ、広島のギター奏者長野文憲やシャンソン歌手山縣明久、俳優高尾六平、被爆ピアノの演奏者向井理佐美、二胡(にこ)奏者姜暁艶(きょうぎょうえん)、広島ジュニアオーケストラ、広島少年合唱隊の総勢100人が出演。被爆の記憶と継承をつづる映像をバックに生きる尊さや平和をかみしめる歌、演奏、詩の朗読を披露した。
市民有志の実行委員会(原田康夫委員長)が企画。剰余金を平和市長会議に寄付する。(円山文雄)
【写真説明】演奏する広島ジュニアオーケストラ(手前)と広島少年合唱隊
|