▽市民球場跡 CGで紹介
原爆をテーマに岡本太郎が描いた壁画「明日の神話」の広島誘致を目指し、コンピューターグラフィックス(CG)で描いた展示プランを紹介する「過去から未来へ」展が一日、広島市中区上八丁堀のギャラリーGで始まった。六日まで。(道面雅量、写真も)
展示プランは、ギャラリーGが坂倉建築研究所(本社東京)の協力で作成した。場所を新球場完成後の広島市民球場跡地と想定。子ども向けの遊具などが入る五階建てビルのロビーをガラス張りにし、そこに壁画を収めた完成予想図をパネルで掲示している。
また、想定場所のすぐ南にある平和記念公園を設計した丹下健三の都市デザインの思想を、設計図の複写や模型で紹介。壁画展示プランとの位置関係など、関連づけて展示している。
会場では、壁画の広島誘致に向けた署名も募っている。署名は中区袋町の旧日本銀行広島支店にコーナーを設ける(四―六日)など、各所で募る。
【写真説明】原爆壁画「明日の神話」の広島誘致を目指し、CGで描いた展示プランを紹介したパネル展
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