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平和願い通所者がデザイン ドームTシャツ好評 '06/7/29

 ▽資料館で販売 修復費にと収益を寄付

 障害者の通所作業所「もみじ作業所」(広島市中区)が手掛ける「平和Tシャツ」の売れ行きが好調だ。デザインは通所者が描いた原爆ドーム。二十八日にはドームの修復費にと売り上げの一部を市に寄付した。(木ノ元陽子)

 白地とチャコールグレーの二タイプがある。青空の下で赤く映えるドームと墨汁で描いたデッサン風のドーム。印刷・販売グループの鈴木康博さん(34)と矢野紀子さん(50)がデザインした。

 原爆資料館の売店などで販売したところ、じわじわと売り上げが上昇。昨年度は二百六十枚だったが本年度は七月末までに二百八十枚が売れた。市への寄付も昨年の倍近い三万八千円を贈ることができた。

 同グループの小坂泰嗣さん(41)は「平和と福祉は切り離せない。多くの人にTシャツを着てもらい、平和を願う心を一つにしたい」。Tシャツは原爆資料館で一枚二千六百二十五円で販売している。

【写真説明】「多くの人に着てほしいね」。原爆資料館の売店で平和Tシャツに見入る左から小坂さん、矢野さん、鈴木さん


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