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三浦大祐(57)=ブエノスアイレス州ビジャバジエステル市▽長崎市の自宅 |
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世界中どこに住んでいようと被爆者であることには変わりありません。同じ悩み、苦しみを持っているはずです。南米は社会保障制度が十分でなく、医療機関も日本のように整っておりません。海外で生活している被爆者にも日本国内と同じ援護の手を差し伸べてほしいと思います。 |
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善家クマ子(82)=ブエノスアイレス州モレノ市▽広島市宇品の陸軍被服廠(しょう)で作業中 |
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一人で住んでいるので人様に迷惑をかけないようにと神経を使っている。それもいつまで続くことやらと心配です。
外国では分からないことが多くて、息子に頼っていましたが、九八年に突然病気で亡くなりました。空手の先生をしておりました。この悲しみを乗り越えて行かねばと夫婦二人で励ましあって生活しておりましたが、主人も後を追うようにいってしまいました。
アルゼンチンは良い国ですが、今、経済の悪化で暴動が起こり、仕事もなく、各家庭も戦々恐々です。被爆者の家は遠くて会うことはありません。寂しい限りです。私は被爆者の方と月一回くらいは寄り合えて食事もできていろいろと話し合えればといつも思っております。 |
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小針ヨシ子(84)=コルドバ州ビジヤカルロスパス▽詳細記入なし |
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今アルゼンチンが大変です。何もかもが必要なのですが、被爆者は年も取っているし、体も弱くなります。先立つものは薬と医者です。私は一人で住んでいます。恩給で生活していますがわずかです。今は薬も買えなくなりました。日本は年をとった人を大事にみてくださるけどアルゼンチンはその反対です。粗末な扱いをするのです。アルゼンチンに来て五十年になります。 |
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