妻 フミ(43)爆死。
長男 嘉一(13) 山陽中1年▼祖母と父のいとこが住む古田町田方(西区)にいたが、原爆投下の2、3日前に帰宅していた。 義母 早瀬 せき(不明) ▼爆死。フミの母。
おば 明子(51) 爆死。 めい 中野 三保子(29) 爆死。おばの稲子方に同居して爆心330メートルの広島富国館 (中区袋町)に出勤し、ミシンの使い方を指導していた。
妻 静子(38) 旅館で爆死。 父 亀次郎(75) 旅館斜め前の別宅で爆死。 母 カ子(ね)(72) 爆死。 妹 芳子(33) 夫が戦死して実家に戻っていた。亀次郎の五女。 長女 清子(21) 入籍を控えていた夫の実家があった河原町(中区)から勤めに出たらしい。遺骨は不明。 正田 キミ(40) 従業員▼同僚の「お君」と旅館で爆死したらしい。74歳になる一人娘は「そう思うしかありません。突如消えてしまったのですから」。(注・遺影なし)。
お君(推定38) 従業員▼爆死
妹 ハルミ(12) 市立第一高女(現・舟入高)1年▼宮内村の疎開先から、現在の平和記念公園南側一帯の建物疎開作業に出る。遺骨は不明。市女1年生は277人が死去。
熊野 喜美子(不明) 看護婦▼町内の国民義勇隊員として勤労奉仕に出たらしい。遺骨は不明。(注・遺影なし)
長女 清子(17) 実践高女(現・鈴峯女子高)▼爆死。
妻 オキヨ(37) 生家があった安芸郡音戸町の知人が7日、自宅近くで倒れていたのを見掛ける。「主人も子どもも死んだ。早く姉さんに来てもらって…」と伝えるが、その後の消息は不明。
三男 義俊(26) 教師▼爆死。(注・遺影なし)
四男 健(9) 爆死。(注・遺影なし)
五男 千城(5) 爆死。(注・遺影なし)
秋田 九一(59) 遺骨は不明。安芸郡音戸町の疎開先から5日、妻の妹オキヨ宅を夫妻で訪ねて宿泊。6日朝、知人を見舞うため佐伯郡五日市町(佐伯区)に向かったらしい。
妻 ミサト(52) 遺骨は不明。
二女 邦子(8)=手前(左) 本川国民学校3年▼爆心410メートルの学校に登校したとみら れる。 三女 康(みち)子(6)=手前(右) 本川国民学校1年▼姉と登校したらしい 長男 博己(3)=後ろ(右) 自宅で爆死したとみられる。
二男 勝次(生後9カ月) 爆死。 父 国松(69) 平和記念公園のレストハウスにあった県燃料配給統制組合に出ていた。 高木 宗雄(30) 会社員▼6日朝、姉の藤枝宅を訪ねて爆死。藤枝の母と妹も河原 町(中区)の自宅で死去した。
弟 昌樹(12) 山陽中1年▼五日市町の事務所から午前6時ごろ、動員先に向か う。父親が、爆心900メートルの水主町(中区)の与楽園の池で息絶えていた二男をベルトで確認。(注・遺影なし)
長男 崇(17)=左から3人目 山陽中4年▼泊まり込みの動員先から、荷物疎開を手伝うために帰宅したらしい。 長女 節子(15)=左から2人目 広島女学院高女3年▼爆心800メートルの八丁堀(中区)にあった広島財務局・広島税務署(現・中国財務局・広島国税局)に動員されていた。学校の記録によると、財務局には生徒約25人が動員 中で半数近くが死去。 三男 淳三(9)=左端 本川国民学校▼爆死。
二女 悦子(7)=右端 本川国民学校▼爆死。
三女 睦子(2) 爆死。
妹 佐々木 君枝(20代前半) 陸軍被服支廠の事務所があった西練兵場内(中区基町)で被爆したとみられる。姉の遺骨を抱いて舟入本町までたどり着くが、8月末に死去。(注・遺影なし)
妹・満岡 キヌ(57) 爆死。市役所近くの自宅から寺に移っていた。(注・遺影なし)
妹の夫 和知 米造(64) 爆死。(注・遺影なし)
三男 寛(4)=下 遺骨は不明。 四男 稔(1) 遺骨は不明。(注・遺影なし)
母 きみ代(67) 自宅台所跡で、手首だけが焼けていない状態で見つかる。
姉 喜美子(37)=左 爆死。一人息子を連れて実家で暮らしていた。
おい 良樹(7) 階段跡付近で、小さな骨が見つかる。
妻 ヨシノ(48) 爆死。(注・遺影なし)
めい 下田 末子(12) 中島国民学校6年▼爆死。姉は「妹とは幼いころから別れて大きくなりました。45年5月ごろ、2人で中島本町の映画館に行き、妹のはしゃぐ姿を見たのが最初で最後の出会いでした」。
二男 寛(18) 東洋工業(現・マツダ)勤務▼遺骨は不明。
妻 コナオ(59) 爆死。
妻 ヨシミ(48) 爆死。 長男 勲(9) 本川国民学校4年▼遺骨は不明。爆心410メートルに位置した学校は、登校児童約400人らが犠牲となる。
長女 住田 節子(22) 母と爆死。 夫 倫起(ともおき)(64) 原爆投下後、郷里の島根県から戻り、妻と娘を捜して10月22日死去。
義妹 三戸 雪子(28) 爆死。夫が戦死したため、安佐郡祇園町(安佐南区)の嫁ぎ先から子どもを連れて戻っていた。(注・遺影なし)
長女 良子(2) 爆死。(注・遺影なし)
二男 誠(14)=左から3人目 修道中▼爆死。
三男 優明(5) 爆死。=左から2人目
姉 出雲タミノ(51) 矢賀町(東区)の自宅から弟の西村宅を訪ねて爆死。遺骨は不明。