劣化ウラン(DU)兵器による被害を追っている写真ジャーナリストの作品を集めた写真展が一日、広島市中区の市まちづくり市民交流プラザで始まった。六日まで。三日に中区で開幕する「劣化ウラン兵器禁止を訴える国際大会」に合わせ、運営委員会が企画した。
湾岸戦争やイラク戦争と戦地のその後の取材を続ける森住卓さんや豊田直巳さんらが撮影した計三十三点を展示。生まれた時から障害のある幼児や白血病に苦しむ少女などDUの影響とみられる子たちをとらえている。
南区の坂田俊輔さん(65)は「残酷さに驚いた。こうしたことが問題にならないのはおかしい」と熱心に見入っていた。(鴻池尚)
|