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苦しみ チェルノと共通 ('06/4/20)

 ▽原爆展、ベラルーシで開催

 【ミンスク19日滝川裕樹】チェルノブイリ原発事故二十年の国際会議がベラルーシの首都ミンスクで開幕したのに合わせて、現地の日本大使館が主催する原爆展が十九日、会場の共和国宮殿で始まった。

 同じ核の被害を受けたベラルーシの人びとに原爆による被害を知ってもらおうと企画した。日本の政府機関が原爆展を主催するのは珍しい。

 一階ロビーに、広島市から提供を受けた「ヒロシマ・ナガサキ原爆写真ポスター」のパネル(縦九十センチ、横六十センチ)三十枚を展示。原爆投下で焼け野原になった広島と長崎の街の様子や、熱線と爆風、放射線による建物と人体への被害の状況、被爆者が描いた絵など人類史上初の核兵器の惨禍を伝えている。ロシア語の説明文も添えられた。

 会場を訪れたミンスク市に住むエレーナ・タウリーさん(27)は「心が痛む写真ばかり。広島の被爆者が長い間、病気の不安に悩んでいることは、チェルノブイリと共通している」と受け止めていた。展示は、会議期間中の二十一日まで。

【写真説明】被爆の後障害や、白血病で死亡した佐々木禎子さんらについて紹介するパネルを熱心に見るミンスクの市民


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