第5回世界平和連帯都市市長会議 |
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広島、長崎の両被爆地で四日から九日まで開かれる第五回世界平 和連帯都市市長会議は、二十一世紀を迎えたのを機に、新たな試み を数多く取り入れる。討議テーマを「被爆体験の普及・思想化」な ど具体的に絞り込んだほか、加盟都市の日常活動の指針となる初め ての総合的な行動計画をまとめる予定。開幕を控えた今回の会議の 課題や特徴を、中国新聞社が海外参加都市にアンケートした結果を 交えてまとめた。 | ||
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百二カ国・地域、五百八都市にまで広がった都市ネットワークを さらに強力にしようと、会議運営などで見直しが進んでいる。狙い は、市長会議の日常活動の強化だ。 例えば、今回、総会で承認を目指す総合的な行動計画。被爆体験 の意味を学問的に整理したうえで「広島・長崎講座」を世界で展開 するなど、ネットワーク全体で成果を挙げられるよう具体的な行動 を盛り込む。 背景には、「二十一世紀は、市民一人ひとりに一番近い都市が重 要な役割を果たす」(秋葉忠利広島市長)との考えがある。市民重 視の発想だ。 このため、今回は、これまで非公開だった全体会議や分科会を初 めて市民に公開する。市民団体による歓迎会や参加者と市民との対 話集会、地元の非政府組織(NGO)が活動をPRするブースも初 めて設置され、市民参加の拡大を図る。 ネットワークとして質的充実を目指す今回の見直しが、どこまで 成果を上げられるか、市民の関心もかぎを握っている。 |
会議への参加予定都市 (1日現在) | |
■主な会議日程■ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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