第5回世界平和連帯都市市長会議 |
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■アンケート結果■ 草の根運動広がり指摘 ―子どもへの暴力は深刻―
今回の会議で討議の大きな柱となる「核兵器廃絶に必要な方策」
などの質問に対して、世界各地の十五カ国、十九都市から回答が寄
せられた。
二十一世紀は、核の脅威から解放された世紀に―。ロシア・ボル
ゴグラード市が指摘するように核兵器廃絶への願いは共通して強か
った。
そのため、広範な市民による行動が必要と考える都市が目立っ
た。米国のニューへブン市は「地球規模の市民運動が必要だ」。ロ
シアのウスチイリムスク市も「市民の圧力があれば、政府は核兵器
使用や実験を禁止するようになる」と指摘した。ドイツのハノーバ
ー市は「平和や軍縮への関心を再び呼びさませるのが都市の役割」
と自らの責務を強調した。
今回、新たなテーマとして取り上げる「子供を取り巻く暴力文化
について」の質問の回答では、各都市の抱える深刻な状況がうかが
えた。解決策として、米国のセバストプル市は「政府や親たちが、
非暴力による問題解決の手本を示さないといけない」と答えた。
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