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田城・本社特別編集委員に日本記者クラブ賞 '03/5/24

 報道・評論活動で顕著な業績を挙げたジャーナリストに贈られる 「日本記者クラブ賞」の授賞式が二十三日、東京都内の同クラブで あり、中国新聞社の田城明特別編集委員(55)が二〇〇三年度受賞者 として表彰された。

 同クラブ総会の席上であった表彰式には約四十人が出席。北村正 任理事長が「被爆地の記者としての志に支えられた仕事は、優れた ジャーナリスト活動と高く評価される」と受賞理由を説明し賞状と 副賞を手渡した。

 地方紙では二十四年ぶり三人目の受賞。田城記者は「被爆新聞社 の中国新聞が培ってきたヒロシマ報道の積み重ねが評価されうれし く思う。今後もインパクトのある発信を続けたい」と述べた。

 田城記者は一貫して反核・平和をテーマに報道活動を続けてき た。「知られざるヒバクシャ 劣化ウラン弾の実態」や「二十一世 紀 核時代 負の遺産」などの一連の企画・連載記事が評価され、 これまでに「ボーン・上田記念国際記者賞」「日本ジャーナリスト 会議大賞」「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」を受賞して いる。

【写真説明】北村理事長(左)から表彰状を受け取る田城明特別編集委員




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