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本社・田城記者に「日本記者クラブ賞」 | '03/4/22 |
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日本記者クラブ(北村正任理事長)は二十一日、報道・評論活動 を通して顕著な業績を挙げたジャーナリストに贈る「日本記者クラ ブ賞」の二〇〇三年度の受賞者に中国新聞社の田城明特別編集委員 (55)を選んだ。五月二十三日の総会で表彰される。 田城記者は一貫して反核・平和をテーマに報道活動を続け、被爆 体験の持つ意味や核時代の実態を国際的な視野で追求。米国はじめ 核保有国の関係者への丹念な取材を通して、二十世紀の「負の遺 産」としての核を人類史の問題としてとらえた一連の連載企画など の集積が評価された。 最近の業績では、湾岸戦争などで使用された劣化ウラン弾の危険 性に警鐘を鳴らした「知られざるヒバクシャ 劣化ウラン弾の実 態」(二〇〇〇年度日本ジャーナリスト会議大賞)、「二 十一世紀 核時代 負の遺産」(二〇〇二年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリ ズム大賞)などが注目された。 また、一九九六年には物理学者や歴史家ら米国の有識者十八人にインタビューし、核時代の意味を問うた「核時代 昨日・今日・明日」でボーン・上田記念国際記者賞を受賞した。 日本記者クラブ賞の受賞者は一九七四年度以来、田城記者で三十 六人。地方紙では三人目だが、国際関連報道が対象になるのは初め
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