第五回世界平和連帯都市市長会議が四日、広島市中区の広島国際
会議場で開幕する。新世紀最初となる今回は、核兵器のない平和な
二十一世紀を目指して意見交換する。
午後四時からの開会式に続いて、参加者は原爆資料館を見学。原
爆犠牲者のめい福を祈って原爆慰霊碑に花をささげる。
本格討議は五日に始まる。核兵器廃絶のため都市が果たすべき役
割や、子どもを取り巻く暴力の問題について話し合う。六日は平和
記念式典に参列した後、分科会に臨み、「被爆体験の普及・思想
化」や「紛争の平和的解決」をテーマに議論を深める。
八、九の両日は、長崎市に会場を移し、NGO(非政府組織)と
の連携や地球環境問題などを論議。「ヒロシマ・ナガサキアピー
ル」を採択して六日間の日程を終える。
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