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折り鶴と被爆資料、ロシア原爆展へ '01/8/3

 ロシア・ボルゴグラード市でのヒロシマ・ナガサキ原爆展で展示 される折り鶴と被爆資料が二日、広島市中区の原爆資料館東館で荷 造りされた。折り鶴は、企画展「サダコと折り鶴―時を超えた生命 (いのち)の伝言」の来場者が折った。五日に空輸する。

 企画展では、来場者に折り鶴作りを呼び掛け、オープンした七月 十九日からこの日までに約一万羽が出来上がった。「サダコさん安 らかに眠って」「世界が平和でありますように」などのメッセージ も書かれている。

 職員が千羽を一つ一つ糸でつなぎ、段ボール箱に詰めた。被爆瓦 や学生服などの被爆資料二十八点、パネル四十八枚もこん包した。

 ボルゴグラード市の希望で、佐々木禎子さんが実際に折った鶴も 資料館職員が持参する。今月中旬には、九月に原爆展が開かれる米 国オーバリン市にも発送する。

【写真説明】ボルゴグラード市に送る千羽鶴を作る原爆資料館職員


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