「ヒロシマ平和の灯(ともしび)のつどい」が三十一日夜、広島
市中区の平和記念公園であった。参加者約百五十人が、原爆慰霊碑
前でろうそくを手に、原爆犠牲者のめい福を祈った。
市女性団体連絡会議(児玉裕香里会長)の主催。四回目の今年
は、カザフスタン・セミパラチンスク市から山陽女子高(廿日市市)に留学中のトッカリナ・アクモラルさん(16)が、平和記念公園
の平和の灯からトーチで採火。参加者一人ひとりが手にしたろうそ
くに、次々に火がともされた。
原爆慰霊碑前で祈りをささげた参加者は、「原爆を許すまじ」を
合唱。慰霊碑の周辺を歩き、平和な新世紀の実現を静かに誓った。
【写真説明】ろうそくを手に「原爆を許すまじ」を合唱する女性たち
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