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 被爆から五十五年。百十万都市広島市の街角には今も、「あの 日」の熱線、爆風、放射線、そして人々の苦しみ、叫びを伝える被 爆建造物が残る。都会の風景に溶け込み、平和を訴え続けるその幾 つかを訪ねた。

(文・広田恭祥、写真・小川洋史)

変わらぬ姿の「主役」/帝国銀行広島支店の外壁 (7/29/2000)
広島東警察署の玄関/開かぬ扉 悲劇を封印 (7/28/2000)
元安橋の石柱/集いの場 平和おう歌 (7/27/2000)
広島市信用組合の円柱/子らの歓声 遠い記憶 (7/26/2000)
日本麻紡績の給水塔/時代は移り…緑潤す (7/25/2000)
キリンビアホール外壁/雑踏よそにひっそり(7/24/2000)