広島県海田町は、来年夏までに町内の4小学校と2中学校の全教室にエアコンを設置する方針を決めた。 設置するのは、各小中学校の音楽教室など既に設置されている部屋を除き、特別教室など46室と普通教室87室の計133室。計1億〜2億円かかるとみられ、近く設計費を含め補正予算を組む。 保護者や現場の要望に加え、ことしの猛暑もあって年度途中で決めた。学校間格差を生じさせないよう一斉に配置する。 中村弘市教育長は「学力、体力向上に努力する児童生徒に応えたい。家庭や施設にエアコンが普及する時代環境でもある」と話している。 県内の公立小中学校へのエアコン設置は少ないが、大竹市は国の補助などで8校の普通教室ほぼすべてに設置し、特別教室にも導入中。広島市は206校中61校の普通教室に設置し、15年度までに全校に設置する計画。(田中伸武) (2013.9.5)
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