山口県内 暴力行為も180件減少 昨年度公立校文科省調査 文部科学省が14日公表した2009年度の児童生徒の問題行動調査で、山口県内の公立学校(603校)は、いじめの認知件数が08年度比293件減の533件だった。暴力行為は697件で同180件減った。 いじめの認知件数は、同省がいじめの定義を変えた06年度(1542件)から3年連続の減少。全児童生徒数に対する件数の割合は0・37%で全国平均を0・18ポイント下回った。認知件数の約9割、485件は09年度中に解消か好転したという。 学年別では中1が139件と最も多く、全体の26・1%。態様別は、冷やかしやからかい374件、仲間はずれ・集団による無視142件などが多かった。パソコンや携帯電話による誹謗(ひぼう)中傷は08年度比15件減の36件だった。 暴力行為の発生件数は減少に転じた。報告があった143校のうち中学22校では、1校で10件以上の暴力行為が発生している。 県教委は「思春期の不安定な時期に問題行動が起こる場合が多い。今後も未然防止に努める」としている。(山田英和)
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