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「8・6」「8・9」会場に立つ
 〜「原点の日」、僕らは感じた。〜

8月6日と9日は今年も暑い一日でした。ヒロシマとナガサキの原爆の日。世界中から訪れた人が式典に参列し、犠牲者を悼みました。ある人は62年前と同じように爆心地近くに倒れ込んで追体験し、ある人は歌や詩などで平和の願いを表現しました。

ジュニアライターは2つの取り組みをしました。さまざまな催しをこれまでの取材経験を生かしながら「採点」すること。式典会場などで国籍、年代を問わず「平和な世界をつくるために、あなたは何をしますか」と聞くことです。

「採点」は、辛口の評価になったものもあります。もっと若い世代に向けて発信するものであってほしいという期待を込めました。

質問は広島、長崎で計64人にしました。今すぐできることから、国家レベルの提案まで、たくさんのメッセージが集まりました。

 

* Nagasakiへ *

 

「評価・普通」
平和記念式典


広島市中区であった原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)に初めて参列しました。テレビで見て政治家たち特定の人が参加するイメージを持っていましたが、若者や外国人も多くて驚きました。

「平和への誓い」は市内の小学6年生2人が「ヒロシマを『遠い昔の話』にはしません」と訴えました。「次の世代の真剣な思いを聞き涙が出た」。昨年亡くなった夫の名前が原爆死没者名簿に加えられた金原昭子さん(74)=呉市=は会場でそう話していました。

しかし子どもの目から見て、いくつか気になった点もありました。

この誓いはもっと短くてもいい。中高生にも広げて、もっと多くの人が自分の言葉で何か発信できればいいと思いました。また安倍晋三首相は「核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、全力で取り組んでまいります」とあいさつしましたが、具体的なことをもっと自分の言葉で話してほしかったです。

早朝に雨が降り湿度が高く蒸し暑かったです。被爆者の方は高齢なのに、日陰のほとんどない席での式典参加は大変だと思いました。

会場で話をしたフランス人は「参列者が直接参加できる内容を入れてほしい」と話していました。いい式典なのは間違いないのですが、内容は毎年同じような感じもします。もう一ひねりしたらいいと感じました。(高3・本川裕太郎、中2・坂田悠綺)


平和記念式典とジュニアライターの取材の様子です

 

原爆ドーム前でダイインに参加するジュニアライター(手前左)

「評価・良い」
ダイイン


午前8時15分、原爆ドーム前で人々は地面に伏せ、目を閉じました。原爆によって多くの市民が亡くなった光景を再現する「ダイイン」です。全国約30の市民団体から約100人が参加し、私も体験しました。

音楽や読経などが聞こえていましたが、始まると静かになりました。遠くで平和の歌が流れる中で目を閉じると、「自分がこの場所にいたら、爆風に吹き飛ばされていたかもしれない」と、自然に思いが「あの日」にさかのぼりました。

手を合わせて祈るのではなく、同じように倒れ込むことで、人々の悲しみや苦しみを想像し、感じることができました。

ダイインは市民団体でつくる実行委が5―7日に行った平和イベントの一環です。参加者が想像していたよりも少なかったのが残念でした。せっかくの試みをもっと多くの人に体験してもらい、私と同じように「あの日」に思いをはせてもらいたいと感じました。(高3・新山京子)

 

コンサートで美しい音色を響かせる被爆ピアノ(撮影・高2岡田莉佳子)

「評価・良い」
アオギリ平和コンサート


平和記念公園に立つ被爆アオギリのそばで、被爆ピアノの音色とともに合唱や草笛、絵本の朗読などが約5時間ありました。2005年から始めたピアノの全国ツアーが縁で、今年は北海道から沖縄まで各地から13組が出演しました。

スタッフや出演者は交通費を含め、すべてボランティアです。ピアノ所有者でコンサートを開く調律師、矢川光則さん(55)=安佐南区=の「原爆を乗り越えた存在を知ってもらいたい」という熱意、ピアノが奏でるメッセージに全国の人がこたえていることを知って、うれしかったです。

出演者に取材し「音に魂を感じた。自分の演奏でたくさんの人に共鳴してもらいたい」と聞きました。それだけにプログラムなどで、どんな人がどういう気持ちで演奏するかなどを知ることができれば、もっと良かったです。(高2・岡田莉佳子)

 

「評価・大変良い」
原爆詩朗読


原爆詩を朗読する英国の高校生(左)と広島市内の高校生(撮影・高3菅近隆)

海外と広島市の若者がともに広島の原爆について考え8月6日を過ごそうと、広島国際会議場(中区)で、高校生らによる原爆詩の朗読や合唱がありました。平和を願う文化を広めるため、今回初めて開かれたイベント「ヒロシマの心を世界に」の一つです。

原爆詩の朗読では、8カ国10人の高校生と広島市内の高校生がペアになって、中国語など8つの言語で原爆詩をそれぞれ朗読しました。峠三吉の「にんげんをかえせ」など詩の世界を被爆者があの日を思い出して描いた絵のスライドショーや、バイオリンとフルートによる伴奏でわかりやすく表現していました。

さまざまな言語で原爆詩が朗読されるのを初めて聞きました。原爆のことが世界に広まっている印象をうけ、素晴らしい試みだと思いました。これを機に、原爆詩を翻訳する活動が広まり、世界中の人がこの詩を聞く機会ができたら良いです。

運営は大学生、朗読は高校生がしました。若者に被爆体験が継承される大変よい企画でした。(高3・菅近隆)

 

「評価・良い」
とうろう流し


原爆ドーム前を流れる元安川の親水護岸などであったとうろう流しでは、広島市民らが原爆で亡くなった家族や友人への鎮魂の気持ちや平和への祈りなどを込めてとうろうを流しました。

暗くなった水面にいくつもの明かりが映ってゆらめいていました。

家族と一緒に参加し、62年前に多くの人が川で亡くなったことを聞き「平和になりますように」と祈った小学1年の女の子がいました。とうろう流しは人々が平和を考えるきっかけにもなります。

しかし、被爆した女性(82)から「水面に浮かべるときしゃがむのがしんどい」という意見もありました。高齢化する被爆者のための工夫が必要だと感じました。(中3・見越正礼)

 

その他


昔の遊びなどを取り上げた影絵に見入る親子(撮影・高2岡田莉佳子)

◎「小さな祈りの影絵展」 …戦前の学校生活や子どもが竹馬で遊ぶ姿をいくつも映し出した影絵展が元安橋たもとでありました。原爆が奪った日常を表現することによって、原爆は人や物を破壊しただけではなく、幸せだった日々までも奪ったのだということを教えてくれました。

3回目となる今年のテーマは「子ども」でした。暗闇で赤や青の優しい光を放つ影絵に、大人から子どもまでが足を止めて見入っていました。

影絵作家の浜崎ゆう子さん(39)=川崎市=と、映画美術監督の部谷京子さん(52)は「被爆者に聞き取りをし、言葉とともに再現した」と説明します。

バーで被爆体験を語る中沢さん

影絵から子どもたちの笑い声が聞こえてくるようでした。見る私に、原爆で失ったものを再認識させると同時に、これからも平和を守っていこうと思いを新たにしてくれました。(高3・新山京子)


◎バーで被爆証言 …漫画「はだしのゲン」の作者中沢啓治さん(68)が広島市中区のバーで被爆体験を語りました。

会場には10、20代の若者や親子連れ、お年寄りなど幅広い年代の約200人が集まっており驚きました。平和問題に対する若者の関心の低さが指摘されるなか、有料なので、人が来るのかなと思っていましたが、うれしくなりました。室内は立ち見を含めてぎゅうぎゅう詰めの状態でした。

みんな熱心に聞き入り、すすり泣く声も聞こえました。被爆体験の継承にもいろんな方法があるのだと知りました。(高3・本川裕太郎)


◎外国人インタビュー …学校の英語クラブの活動として、平和記念式典参加者の平和への意識を調べるため、8つの質問を米国や英国人6人にしました。

「世界は平和だと思うか」という問いには、全員がイラクで続く紛争などを例に挙げて「NO」と答えました。8月6日に公園を訪れた目的を聞くと、5人は平和のために何ができるかを考えるためだったそうです。

核兵器保有国でも廃絶を願う人がたくさんいたのが意外で、握手したり写真を撮りあったりして、平和への思いを共有できたのが一番の成果でした。(中3・土田昂太郎)

 

メッセージ フロム ヒロシマ

「平和な世界をつくるために、あなたは何をしますか」―。8月6日に平和記念公園を訪れた人たちに質問をしました。

「お互いを愛し、お互いの問題を理解しようとしなければならない」とインドから来た主婦ヒマドリ・カリタさん(29)。

中学2年の方波見絵里奈さん(13)=茨城県取手市=も「相手の気持ちを分かり合える力を身につける」と書いたように、広い心を強調した声が印象的でした。

また、中学3年の塔下大嗣君(14)=川崎市麻生区=は「どんな状況になっても戦争、原爆の恐怖を忘れない」と答えました。戦争や被爆体験を風化させないとした意見も多かったです。

ドイツの学生モニカ・クロスさん(26)は「すべての人に広島の原爆資料館に訪れさせる」ことを挙げます。初めて広島に来て、資料館を訪れたモニカさんは「とても感情を揺さぶられた。このような歴史的な場所に多くの人が訪れてほしい」と話していました。

ニュージーランドの高校生ダニエル・クレランドさん(17)は「ジャーナリストになって、人権問題を広く訴えたい」と目標を語ってくれました。 国籍や人種を超えて、理解を深めることが平和への第一歩と考える人が多くいることが分かりました。その交流の輪を広げることが、世界平和への大きな力になるはずです。(高3・菅近隆)

メッセージ詳細

「だれかを裁く前に、まず友達になる」=オーストラリア、高校生(16)
「けんかや暴力や暴言をなくすことから始める」=広島市中区の小学生
「相手の気持ちを分かり合える力を身につける」=茨城県、中学生(13)
「立ち上がり、声を上げていかなければならない」=ドイツ、学生(19)
「もっと多くの人をベジタリアンにする」=英国と米国のハーフで日本育ち、学生(21)
「たんぽぽの種をとばそう。わたしたちはあきらめない」=兵庫県、市民団体主宰(56)
「もっと平和的になって、他人や彼らの文化を受け入れる」=アイルランド、学生(27)
「隣人を愛しましょう」=広島市安芸区、学生(22)
「核兵器廃絶」=英国、学生(17)
「我々は互いを愛し、互いの抱える問題を理解しようとしなければならない」=インド、主婦(29)
「核兵器の激増を止める努力をする」=カナダ、教師(22)
「世界をより平和にするため、他の人と協力して人前で平和を祈り、抗議します。私たちが人前で一緒に声を上げていかない限り、指導者は戦争をし、被災者を出し続けるでしょう」=米国、教師(52)
「日本と世界が平和になるよう祈っている」=米国、教授(40)
「平和はそれぞれの個人から始まる。私たちは自分たちのコミュニティーの人たちとの争いを解決しなくてはならない」=米国、市民団体メンバー(55)
「国境をなくすこと」=英国、建築業(20)
「すべての生き物に対して思いやりを持ち、毎日平和のために努力する」=米国、学生(19)
「友人に平和と軍備縮小について話し、原水協のような平和運動に参加することで、だれでも世界をより平和への手助けができる」=スウェーデン、ディレクター(57)
「互いを愛し、神に祈る」=英国、主婦(56)
「世界平和は個人から始まる」=カナダ、教師(24)
「平和への道は信じることから始まる」=英国、学生(16)
「平和な世界をつくるのは不可能ではない」=フランス、高校生(16)
「Peace walkの輪をもっと広めること」=兵庫県、大学生(22)
「語り継ぐこと」=千葉県、中学生(15)
「すべての人が友人になって、一つの信条に従い、大量破壊兵器なくす。友情がそのかぎだ」=英国、学生(16)
「希望を持つ」=スウェーデン、学生(22)
「南北統一。核兵器をなくしましょう」=韓国、学生(10)
「すべての人に広島の原爆資料館に訪れさせる。とても感情を揺さぶられる」=ドイツ、学生(26)
「お友達を大切にすること」=安芸郡府中町、無職(79)
「友達をいっぱいつくる」=東京都、小学生(10)
「若者たちが一緒に集まって力を合わせることが未来の平和を築く一番の方法である」=ドイツ、公務員(61)
「互いに話し合いを続けなければならない」=英国、教師(30)
「多くの国を旅行し、それらの文化を理解し、それらを説明する」=イタリア、コンサルタント(26)
「世界共通言語の音楽で“たましい”に響く音を演奏する」=大阪府、ピアニスト(50)
「あの悲しみと無念さを風化させてはいけない。原爆ドーム前で毎年8月6日皆で鎮魂と平和の誓いを一筆一筆描いてもらってます」=茨城県、画家(63)
「ジャーナリストになって、イランやチベットのような国の中での人権侵害を広く知らせる」=ニュージーランド、高校生(17)
「争いのない世界」=東京都、無職(75)
「ピ−スメーカーとして、最もよい解決法は人びとに接触すること、彼らの問題は何なのか見つけ出すよう語りかけること、そして解決方法を見つけること」=ナイジェリア、CEO(56)
「すべての核兵器を取り除き、それらの製造をやめる」=カナダ、学生(27)
「すべての核兵器を禁止することが世界平和につながる」=ベトナム、市民団体メンバー(37)
「どんな状況になっても戦争、原爆の恐怖を忘れないでいきたい」=神奈川県、中学三年生(14)
「世界平和のために広島の事実を伝える努力をしたい」=中国、学生(14)
「核兵器を廃絶せよ。今すぐイラクでの戦争をやめさせろ」=米国、エンジニア(32)
「国連を支持することを通じて希望を持つこと」=ドイツ、学生(18)
 

* Hiroshimaへ *

 

「評価・良い」
平和祈念式典


式典に参加した遺族に感想を取材するジュニアライター(撮影・中3川本千夏)

9日、長崎市松山町の平和公園の平和祈念像前広場であった原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に初めて参加しました。

まず驚いたのは、警備の厳しさでした。空港にあるような金属探知機を設置した門を通って会場へ入りました。前市長が亡くなったためかと思いましたが、長崎市によると、以前から式典のときは設置しているそうです。式典会場全体が日よけテントで覆われているのも、広島とは少し違うところでした。

市内の高校2年の男女2人が司会をしたのはよかったです。市民による式典という印象を受けました。

こども代表が「平和への誓い」をする広島と違って長崎では被爆者代表が「平和への誓い」を読み上げます。爆心地から約1・3キロの山小屋で被爆したその男性は、ときどき声を震わせていました。言葉には迫力があり、心を打つものがありました。(中2・坂田悠綺)


平和祈念式典とジュニアライターの取材の様子です

 

「評価・良い」
追悼ミサ


爆心地から約500メートル東にある浦上天主堂で追悼ミサがありました。原爆が投下されたとされる午前11時2分、天主堂の被爆した鐘やサイレンの音が響きわたり、参列した約500人が黙とうし、犠牲者や今も後遺症に苦しむ人たちのために祈りをささげました。



追悼ミサで祈りをささげる参加者(撮影・高1吉岡逸登)

厳粛な教会の中は静まりかえり、緊張さえ感じるような空気の中でひたすら祈りがささげられました。ミサの全体的な内容は賛美歌を歌ったり聖書を読んだりと、クリスチャンではない私には分かりづらいものでしたが、参加者の平和に対する祈りが十分に伝わってきました。

気になったのは、高齢者が多かったことです。長崎のキリシタン文化の象徴ともいえるこの天主堂で被爆の翌年から61年続いてきたミサに、宗教の枠を超えて子どもや若い人に来てもらい、もっと大きな平和の祈りの場になってほしいと感じました。(高2・多賀谷祥子)

 

「評価・良い」
青少年ピースフォーラム


「平和宣言」をつくる活動に参加するジュニアライター(右端、撮影・中2坂田悠綺)

全国から若者が長崎に集まる青少年ピースフォーラムの一部に参加しました。8、9日の2日間で17都道府県から小・中学生、高校生267人が主に2つのグループに分かれて被爆建物の見学や平和についての意見交換などをしました。

「平和宣言」を作る活動を体験しました。沖縄の中学生4人は米軍基地があることによって民間人が被害を受けていることを話し約2時間で「できるだけ反対運動に参加する」という宣言を作りました。

同じ日本でも、地域によって平和への意識は違うんだと感じました。たとえば、広島で育った私が「平和」と聞いて頭に浮かぶのは、原爆のことです。しかし、沖縄の人は米軍基地のことで、それ以外の地域の人はいじめ問題などが目立ちました。

各地の同世代が意見交換できたのはいいことですが、行動につながらなかったのには物足りなさを感じました。今回考えた平和宣言を実行できたらもっと大きな力になると思います。(中3・川本千夏)

 

「評価・大変良い」
高校生1万人署名


高校生1万人署名活動を取材するジュニアライター(左端と左から2人目)

核兵器廃絶を世界に訴える「高校生1万人署名活動」が9日、JR長崎駅前でありました。長崎県内の高校生と卒業生ら約40人が参加しました。

実行委は高校生が自主的に集まっています。炎天下で1時間、声を張り上げ、1180人分集めました。6日には実行委の3人が広島市を訪れ、賛同してくれた岡山県内の中学生ら約40人と一緒に、約2000人に署名をしてもらっています。

この活動は2001年に始まり、7年間で約35万人分を集め、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けています。「核兵器はなくすことができる」という信念や、仲間と一緒という連帯感が活動を支えているといいます。

同年代の人たちが、僕より大人びて見えました。身近にできることから行動に移していること、それから世界規模でそれを届けているパワーは見習うべきです。(高1・吉岡逸登)

 
 

メッセージ フロム ナガサキ

長崎でも「あなたは、平和な世界をつくるために、あなたは何をしますか」という質問をしました。私が注目した意見は米国の団体職員エリン・プレイシーさん(23)の「憲法九条を米国にもつくる」というものです。「戦争を繰り返す米国が戦争を防ぐために基礎となる物が必要」と説明してくれました。

日本では今、改憲の議論がありますが、エリンさんのような人が米国やその他の国にもっと増えれば、日本でも憲法九条の価値が見直されるのではないかと思います。

長崎市の会社員山崎直美さん(39)は「お互いを認め尊重し合い、慈しみの心で毎日を大切に生きていきましょう」と書きましたが、カナダのチェル・ニボさん(55)は「他人の問題に介入しない」と書きました。同じ質問をしてもいろいろな答え方があります。考えの違う人もたくさんいる世界を平和にすることの難しさを感じました。

このほか「戦争の悲惨さをたくさんの人に伝えていきたい」(沖縄県の中3女子)「すべての人は日本に来て、核兵器の影響を目にするべきだ」(英国人の教員男性)などの意見がありました。(高2・多賀谷祥子)

 

メッセージ詳細

「1.原爆体験とその問題を世界に知らせ、核と戦争の危険性を強調する。2.世界の人たちと力を合わせ、平和な世界をつくり、守り続けることに努める」=韓国、高校生(17)
「過去と私たちの失敗から学ぶ。他人の文化を理解する」=英国、小学校教師(25)
「周りの人と仲良く」=長崎市、高校3年生(17)
「平和活動を推進し、平和な明日へ向けてあきらめない」=英国、平和活動家(32)
「皆んなの力で平和に戦争のない社会を」=長崎市、無職(69)
「他人のことに干渉しない」=カナダ、経営者(55)
「核兵器使用を避けるため祈り、そして政治的に行動すること」=米国、財団法人理事長(59)
「戦争の悲惨さをたくさんの人に伝えていきたい」=沖縄県、中学3年生(15)
「戦争のおそろしさをみんなに伝える」=沖縄県、小学6年生(11)
「平和のために一人一人の能力が必要」=中国(長崎市在住)、飲食店経営(37)
「もっと愛情を示す優しい人間になること」=米国、精神科医(40)
「身近な人から平和について学んでもらう」=神奈川県、小学6年生(12)
「家族や友人など身近な所から平和の輪を広げる」=長崎市、高校2年生(17)
「互いが話し合い、理解すること」=英国、会計士(30)
「芸術」=米国、芸術家(30)
「憲法9条をアメリカにつくる」=米国、団体職員(23)
「人々は、優しさ、愛情、信用などの基本的な人間の素質に気づかなくてはならない。もし人々がほんのちょっとでも歩み寄り、エゴを捨てれば、世界は平和なところになるだろう」=インド、学生(21)
「核兵器製造ではなく水、エイズ、貧しい人々など真に迫った問題解決にお金を使うこと」=イタリア、会社員(31)
「すべての人は日本に来て、核兵器の影響を目撃するべきだ」=英国、教師(59)
「世界中のすべての指導者に手紙を書く。広島と長崎を訪れ、もう一度核兵器について考えるよう頼む」=英国・京都市在住、大学院生(33)
「お互いを認め尊重し合い、慈しみの心で毎日を大切に生きていきましょう」=長崎県、会社員(39)