99/5/11
ヒロシマの記録−平和都市法50年
廃虚からの再建
不興を買った平和大通り
南区の比治山から
52年7月14日
に撮影した平和大通り。全長5キロ、幅員100メートルの平和大通りの建設は、住宅難に悩む市民の不興をかった。被爆作家の太田洋子は『夕凪の街と人と』(53年刊)で、作中人物に「昼なお暗いほど、雑草にうずもれて、人通りもろくにありはしません」と語らせている。全通したのは東京五輪の翌年、高度成長期の65年だった